Stimulator

機械学習とか好きな技術話とかエンジニア的な話とかを書く

2021-01-01から1年間の記事一覧

Rustでグラフをplotするライブラリのまとめ

- はじめに - Rustでグラフを描画したいと思った時に調べたクレートとその実装、機能のまとめた時のメモ。現状はplottersを使っておけば間違いなさそうだが、目的によっては機能で選択する場合もありそう。 - はじめに - - 前提知識 - - グラフ描画クレート…

axumとtch-rsでRustの画像認識APIを作る

- はじめに - PyTorchのRust bindingsであるtch-rsを使って、画像認識APIを実装する時のメモ。今回は非同期ランタイムのtokioと同じプロジェクト配下で開発されているaxumを利用する。 - はじめに - - axumによるHTTPサーバ構築 - hello world base64による…

Rustでlabel propagationを実装した

- はじめに - 半教師あり学習のアルゴリズムの1種であるlabel propagationをRustで実装し、クレートとして公開した。github.com本記事は、label propationの実装と検証を行った際のメモである。 - はじめに - - label propagationとは - - Rustによる実装 - …

Pure Rustな近似最近傍探索ライブラリhoraを用いた画像検索を実装する

- はじめに - 本記事は、近似最近傍探索(ANN: Approximate Nearest Neighbor)による画像検索をRustを用いて実装した際のメモである。画像からの特徴量抽出にTensorFlow Rust bindings、ANNのインデックス管理にRustライブラリであるhoraを利用した。Rustと…

Rustによる機械学習概覧を技術書典11に寄稿するまでの軌跡

- はじめに - 今回、技術書典11に「Rustによる機械学習概覧」というタイトルで、所属企業であるエムスリー株式会社の執筆チームより出る「エムスリーテックブック3」に文章を寄稿した。執筆チームからの熱いコメントは以下。販売ページは以下。 techbookfest…

pipとpipenvとpoetryの技術的・歴史的背景とその展望

- はじめに - Pythonのパッケージ管理ツールは、長らく乱世にあると言える。特にpip、pipenv、poetryというツールの登場シーン前後では、多くの変革がもたらされた。本記事は、Pythonパッケージ管理ツールであるpip、pipenv、poetryの3つに着目し、それぞれ…

Rustで扱える機械学習関連のクレート2021

- はじめに - 本記事では、Rustで扱える機械学習関連クレートをまとめる。普段Pythonで機械学習プロジェクトを遂行する人がRustに移行する事を想定して書くメモ書きになるが、もしかすると長らくRustでMLをやっていた人と視点の違いがあるかもしれない。 追…